2016年2月14日日曜日

ぶっつけ本番子育て  ”重症アトピーは生きながらにして死んでいる






今週はとても暖かかったシリコンバレー。


天気がいいと気分もいいな〜!☀️




私は子育て23年目。

まだまだ日々悩み奮闘中。


アップダウンの激しい23歳になる息子。

ティーン真っ只中の16歳の娘。

声変わりが始まった14歳の息子。

3人三様。

23年子育てしていても
常に全てがぶっつけ本番!

今日は私の一番上の息子の事を
ちょっと書きたいなって思います。

もし同じようなことで悩んでいる人がいたら
私の体験から何か感じでもらえたらって思う。


息子のことをブログに書くのは初めて。
今まではずっと隠そうとしていたから。



彼が15歳の高校生の時に
とてもひどいアレルギーになり
途中から
ホームスクールをしていた。

あれから8年。
未だにアレルギーとの戦いは終わっていない。


昨年の8月
8年間で一番ひどい状態になった息子。

顔はケロイド状態でぐちゃぐちゃ。

頭からぼたぼたと垂れ落ちてくる
膿???

なのか?

臭いもひどい。

垂れないように
手ぬぐいでターバンのようにしていた。

あまりにひどいので
どのように対応して良いかもわからなかった私。

そんな状態が5ヶ月も続いた。


毎日毎日
ただじーっとしているだけの息子

目もぐちゃぐちゃだから
汁が乾くと目もくっついてしまったりもしている。

でも
シャワーもできない。

痛すぎて。


そんな日が続いていた。

病院に行こうと言っても
病院はただ薬をくれるだけだから
行きたくないという息子。

確かに。
病院に行ったからといって
ステロイドの塗り薬をもらうだけだ。


息子が一番辛かったと思うけど

何もできない私も辛くて

つい、

これまであまり息子のことは
人に話さないようにしていたのに
ぽろっと
弱音を吐いてしまった私。

そうしたら
その友達がこんなブログを見つけて
私に送ってきてくれた。

重症アトピーは生きながらにして死んでいる

(読めたら読んでください)

このブログを受け取ったのが
ちょうど日本出張中の
電車の中だった。

タイトルを見た瞬間
『ドキッ』


そして
読み始めたら涙が出て止まらなくなった。

私は息子の気持ちも辛さも全くわかってなかった。

このブログを読んで
息子の叫びを聞いた気がした。


これまで8年間
息子と一緒にアトピーと向き合ってきたつもりだったけど

周りの人が

『ただのわがままだよ、甘えてるだけだよ』

というのも

私は母親だから私しかわかってあげられない。

だから、

わがままだとなんて思わず
支えようって思っていても

本心は

やっぱり息子のわがまま?

ただの甘え?

と思っていた自分がいた。

信じきれていない自分との戦い
信じたい気持ちと
信じきれない自分と

一番初めの子だから特に
私にとっては初めての経験。

全てが手探りで
どうしていいのかわからない


でも


このブログを読んだ時
胸が痛くなっちゃって
息子に”ごめんね〜”って
心の中で叫んだ。


電車の中で
声が出るほど涙が出ちゃって
最後まで読むのに時間がかかった。


これまで息子のことを人に話さず
なるべく隠していた私だったけど
このブログを読んで初めて
こんなにもたくさんの人が
重症アトピーで苦しんでいるんだと知って

もっとたくさんの人に知ってもらいたいなって思った。



知らない人は
私も含めてだけど
きっと
”引きこもり”
などという言葉を使って
片付けてしまうだろう。


確かに
重症アトピーは引きこもりにさせるし
心も病んでしまう。

それをサポートできるのは

家族だけだ。

そして


母親だ



今年に入って息子のアトピーは
ずいぶん良くなってきた。

やっと

彼は5ヶ月間
一度も外に出ていなかった。


23歳

大人だ


でも今息子はあかちゃんに戻ったように
一人で何もできない状態になっている。


23歳とは思わず
もう一度彼の子育てを始めようっ
て思った私。

何年たってもいいかな!

私が元気なうちはいくらでもサポートできるし

その子によって人生のスピードは違うんだ。

それを
彼が私に学ばせてくれたんだな!

何歳だからできるはず!
と、思ってしまうかもしれないけど
十人十色

皆違うんだよね。



教育事業に携わる私に
身を以て教えてくれた息子に

感謝!

ありがとう。


最近シリコンバレーは晴れている

息子の天敵
花粉の季節だ

またまた気を抜けない季節となってきた。

前回のようなひどい状態にならないように
がんばろう!



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