2013年6月21日金曜日

Life アメリカでの老後を考える


最近老後の事を
良く考えるようになった。

というのも
私の義理の母は
もうすぐ91歳。
そんなおばあちゃんを見ていると
自分の老後を考えてしまうのだ。

彼女は
私のHusbandのステップマザー(継母)
13年以上前に
義理の父と付き合い始めて
3年くらい前に結婚した。

こんな年で結婚するなんて
アメリカらしいですよね。

話すと長くなるけど

ここまできて籍を入れなくても

まわりは皆思ったのだが、
多分
お互いに何かあったときに
籍が入っていない事で
何も決定権が無い事を
考えての事だったのだろうと思う。


しかし、

義理の父は昨年他界してしまった。

おばあちゃんは
実の子供がいない。
自分の兄弟姉妹も
フロリダに住む妹だけ。

その妹も80歳代。
そう簡単には会えない距離だ。

義理の父が他界してから
一人暮らしをしていたおばあちゃん。
それまでは
健康そのものだったおばあちゃんも
おじいちゃんを亡くして
一気に年を取ってしまった。

日に日に痴呆もひどくなり
自分が食べた事まで覚えていない事が多く
体重が減っていくばかり。

ヨーグルトなどを半分食べて
そのまま冷蔵庫に入れて
いつあけたのかわからない
ヨーグルトをまた食べたりして
お腹を壊し
病院へ運ばれる。

そんな繰り返しをして
とうとう一人で住めない事を自覚し
今は
老人ホームで生活をするようになった。

彼女は若い頃看護婦だった事もあり、
健康管理をきちんとした生活をしてきた。
だから、
おじいちゃんが亡くなるまでは
本当に元気で
歩くのも全く問題がなかった。

そんな彼女がここ一年で
全く別人のように変わってしまった。

痴呆もすすみ
歩くのも難しくなっている。

本人はまだできると思っているのだが
10歩も歩くと
前に進めなくなる。

これまでいやがっていた車いすも
つい最近やっと
乗ってくれるようになった。

いつもきれいにして
とてもおしゃれなおばあちゃんだったのが
最近は
シャワーをするのも忘れ
歯ブラシも忘れる。
これまでそんな事は無かったのに。

と言っても、
まだまだプライドもあり
ホームの人に手伝ってもらってのシャワーは
嫌がっている。
女性としてはわかるけど。


先日
おばあちゃんの車いすを
押しながら買い物をした。

車いすを押して歩くのは
初めての経験。

アメリカって
身障者の人には結構優しいと思っていたけど
それがなかなか大変だった。
車から降りて
車いすに乗り
バリアフリーのはずの横断歩道を渡ろうと思ったら
工事中で塞がれていた。

しょうがないので段差のある所から渡った。
買い物する前から
汗だくになってしまった私。

ショップに入っても、
どうにか車いすが通れるくらいの
広さはありそうなのだが
実際通ろうと思うと
すんなり通れない。

車いすからだと
商品が見にくいようだし
人にも何度かぶつかってしまった。

もう
とにかくすべてに時間がかかり
車いす押しの初心者の私は
へとへとになってしまった一日だった。

アメリカでこんなに大変なのだから
日本ではもっと大変なんだろうな?

スーツケースをもって歩くのだって
日本は大変なんだもん。


話は変わるが
映画
『おくりびと』
を見たとき
やっぱり日本で死にたいなって思った。

けど
きっと3人の子供達は
アメリカに住むんだろうと思うと
私だけ日本に住むのもな?

おばあちゃんのように
兄弟姉妹だって年取る訳だし
子供の近くが一番良いのかな?

。。。だけど
子供達には迷惑かけたくない。
そう思うと
考えてしまいますね〜〜。


アメリカ風に死んだ後は
粉になって
海にでもまいてもらいますかね?



医療が発達して長生きする人が
本当に多くなってきている世の中。

でも
それって本当に幸せな事なのだろうか?


アラフォーが終わりに近づいている私。

まだまだやりたい事も沢山あるし
若い気でいる自分がいる。

だけど
確実に年は取っているんだよね。

今はおばあちゃんを見ているけど
いずれは自分がその立場になる。

まずは
周りの人に迷惑にならないように
健康でいなくちゃね。


ちなみに

義理の母は
とってもポジティブなおばあちゃん。
人の悪口も言わないし
文句も言わない。
彼女の顔には
それが出ていると思う。
だから皆から
良くされるんだろうな!!

年取ると
文句が多くなる人が多いからね。

年取っていなくても
人の悪口や文句の多い人はいるけどね。
そういう人は顔に出てるよね。


私もおばあちゃんみたいな
おばあちゃんになるぞ!!
















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